All About『バレエ』ガイド

クラシック・バレエにコンテンポラリー・ダンス、舞踏……。夜な夜な劇場を徘徊してます。

マイヤ・プリセツカヤ逝く。

 

マイヤ・プリセツカヤ逝去とのニュース。

心臓発作のため滞在先のドイツにて、89歳でした。

 

ボリショイ・バレエのプリマとして活躍し、

20世紀最高のバレリーナといわれた彼女。

80歳を過ぎてもなお現役で舞台に立ち続け、 

来日公演も多数行ってきました。

 

彼女の代名詞として知られるのが『瀕死の白鳥』。  

サン・サーンスの楽曲にのせ、

死にゆく一羽の白鳥の姿を切なくも美しく演じてみせる。

その凜とした佇まいは、まさに圧巻のひとこと。

 

スターリン政権下の激動の時代に生き、

数々の困難に直面しながらも、

決してバレエを手放すことなく

最期まで踊り手としてその生涯を貫いたマイヤ・プリセツカヤ

心よりご冥福をお祈りします。